ダイエットを効率的に。
よく聞くけどどういう効果があるのか。うまく利用して筋トレに活かそう。
ホーム > 痩せる為に知っておきたいこと > よく聞くアミノ酸、プロテインとは
ダイエットに関するサプリメントは大変多くありますが、最も有名で有効だと思われるのがアミノ酸です。 「アミノ酸を飲めば本当に痩せるのか?」と言うのがアミノ酸に対する一番の疑問だと思います。アミノ酸は20種類あり、たんぱく質の元になっていて、飲めば疲れが取れる等と言われていますが、急速に広まったのはやはり、「脂肪燃焼、ダイエット効果」というダイエットに関するテレビ番組が、アミノ酸とダイエットを結びつけた謳い文句の影響だと思います。
一応、痩せるとは言えるでしょう。ただし、運動の前に飲めば・・・!という条件付きになってしまいます。アミノ酸の脂肪燃焼効果は色々と研究されており、ジョギングを例にとっても、走る20分程前にアミノ酸を摂り、一時間走ったときの消費カロリーが、アミノ酸を摂らずに走ったときの消費カロリーよりも、若干多いという結果が出ています。運動を始めてすぐに脂肪を燃やし、より消費カロリーを増やしてくれる効果があるようです。また、運動の前以外でも、よく動くような仕事や家事の前に、アミノ酸を飲むのもよいでしょう。
アミノ酸は日本では、数年前からダイエットに有効な成分ということで、多くのメーカーがサプリメントとして販売し、有名になりましたが、実は海外のアスリートやボディビルダーの間では、筋肉の回復を早める為、脂肪の燃焼を促進する為と、古くから摂取されていた成分です。日本でも、黒酢や香酢等に多く含まれていますし、旨味の元となっている成分もアミノ酸で、特に意識することなく摂取されていたのですが、「脂肪の燃焼を促進する」という部分ばかりが強調され有名になってしまいました。
アミノ酸には運動の前に飲めば、脂肪の燃焼を促進する効果が確認されていますが、例えば100燃焼する脂肪が、200も300も燃焼するわけではありません。せいぜい105か110燃えてくれるという補助的な成分です。金銭的な負担もかかりますし、無理をして飲む必要も無いでしょう。もちろん少しでも脂肪を燃やしたい。疲れを少しでも軽減したいという方はアミノ酸を試してみるのもよいでしょう。ただアミノ酸を飲んでも全く動かなければ効果は期待出来ないようです。
プロテインをよく知らない人は、プロテインという横文字が、いかにも薬っぽくて飲めばただ筋肉が勝手に付いていくような、ステロイドのようなイメージがあるかもしれませんが、全く違います。
プロテインとはようは食事です。余計な糖分や脂肪を取り出した、たんぱく質の塊です。しかも非常に吸収率に優れています。ただ色々と味付けした物はあるのですが、ほとんどはたいして味気無く、飲んでもお腹にたまるものではありません。粉末状の物が一般的で、水や牛乳に溶かして飲みます。
なぜ、わざわざプロテインを飲むのでしょう?たんぱく質は筋肉を作る原料というのは、【筋肉の付く仕組み】でも言いましたが、人間は一度に吸収できるたんぱく質の量は決まっていて、個人差もありますが、一度に約20gから30gのたんぱく質を吸収します。
しかし、食事でたんぱく質を30g摂るとなると、たんぱく質を多く含むような食材を取り入れ、かなり食事の内容に気を使わなければなりません。その食事でたんぱく質が十分であっても、調理法やごはんの量、その他の付けあわせで、脂肪や炭水化物を多く摂り過ぎてしまうかもしれませんし、吸収出来なかった栄養素は、脂肪になってしまいます。そこで、吸収の良い高たんぱく低カロリーのプロテインを飲むのです。飲むタイミングは筋力トレーニングの直後がよいとされています。ただトレーニング後に必ず飲まなければいけないわけではなく、トレーニング後、すぐに高たんぱくでバランスのとれた食事を摂れるならもちろん飲まなくても構いません。
また、高重量を扱ったトレーニングでは、多くのたんぱく質を必要とし、朝昼晩の食事のだけではたんぱく質の摂取が足りないので、それぞれの食事の間に、プロテインを飲むことをお勧めします。就寝前にトレーニングをした時はプロテインを飲むと、寝ている間の筋肉の発育が良く、しかも低カロリーなので非常に重宝します。
ただ、いかに高たんぱく低カロリーと言っても、一度に大量に飲んだり、三食全てをプロテインで済ませるのは好ましくありません。プロテインは加工品ですので、なるべくしっかりと食事で栄養を摂ることが大事です。ですが日本人は、ご飯に少しのおかずだけ、チャーハンだけ、うどんやラーメンだけ、パンだけと、炭水化物のみの食事になってしまう事が少なくないので、トレーニング後の食事が、どうしても偏ってしまう時には、プロテインや、加糖無しの野菜ジュース、青汁等を上手に組み合わせて、バランスの良い栄養、特にたんぱく質を多く摂るようにしましょう。
筋力トレーニング(ウエイトトレーニング)でダイエット。動いて痩せる!筋トレは時間はかかりますが、リバウンドの少ない効果的なダイエットにもなります。